フラテッリ・エレファンティーニ
産地:エミリア=ロマーニャ ピアチェンツァ|Emilia-Romagna Piacenza
エミリア・ロマーニャより、大注目のワインが届いております!大注目を集め、現地イタリアでも大注目を集めるピアチェンツァの大注目の造り手、「シュン・ミノワ」の美濃和駿さんと、その美濃和駿さんの大親友で、この地を代表する素晴らしい造り手である「アンドレア・チェルヴィーニ」。
美濃和さんがイタリアに渡った2016年、アンドレア・チェルヴィーニとともに畑で、そしてカンティーナで協力して作られたワインが、6年にも及ぶ大樽での熟成の末に瓶詰めされ、遂に日本に届きました。
今回のプロジェクト名は、その名も「フラテッリ・エレファンティーニ(Fratelli Elefantini)」!
これはエレファントブラザースを意味します。「なぜゾウ?」と思うかもしれませんが、それはアンドレア・チェルヴィーニのゾウの印象的なラベルに由来します。
このゾウは、かつてカルタゴの将軍であるハンニバルがゾウの軍団を連れ、古代ローマ帝国に攻め込んだ際、ピアチェンツァが大規模な戦場となったことに由来します。紀元前216年、このトレビアの戦いでローマ軍はハンニバルに大敗を喫しました。その敗因のひとつが、現代における「戦車」に相当する、アフリカ大陸から連れてきたゾウの存在であったと言われています。
印象的な故事から描かれたチェルヴィーニのラベルから、今回のプロジェクトはフラテッリ・エレファンティーニと名付けられました。今回入荷したのは、赤ワイン2種類です。
ひとつ目はバルベーラの「Airavata(アイラーヴァタ)」。そして二つ目はボナルダの「Vinayaki(ヴィナヤキ)」です。
Airavataとは、サンスクリット語で、「大海から生まれた者」を意味しています。これはインド神話に登場する白い象で、インドラ(インドの軍神)のヴァーハナ(神の乗り物)を指します。
Vinayakiは、インドの神話に出てくるゾウの頭の女神の名前だそうです。
いずれのワインも、チェルヴィーニの畑「イル・ポッジョ」より生まれた強烈な個性とポテンシャルを持った途轍もないワインです。アイラーヴァタは、アルコール度数が14.5%もありながらも、若干の残糖があるそうです。
その潜在アルコール度数は、驚くべき17%をこえるという驚くべきポテンシャルを持った偉大なワインです。繊細で、緻密な構造とパワフルさが共存したスタイルは、ピエモンテの偉大なバルベーラにも通じる雰囲気を持っています。
ヴィナヤキもかなり力強い味わいですが、より繊細さとどこか素朴さと優しさを感じさせる味わいです。このワインにゾウの女神の名をあたえた美濃和さんの感性には、感銘を憶えます。
今回も印象的なラベルは、美濃和さんの「GATE」や「Jai Guru deva」のラベルを手掛けるアーティスト、高橋亜弓(AYUMI TAKAHASHI)さんの作品となります。
- Airavata(Barbera)2016 Fratelli Elefantini(アイラーヴァタ バルベーラ 2016 フラテッリ・エレファンティーニ)
- Vinayaki(Bonarda)2016 Fratelli Elefantini(ヴィナヤキ ボナルダ 2016 フラテッリ・エレファンティーニ)